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春のおとずれを伝えるゴンパチ-くまのいえのblog-

最終更新日: 2022年04月15日

春の風物詩

関東からやってきた私には、ゴンパチという名前に馴染みはなかった。長谷川実業(現グローバルダイニング)にお世話になっていたので、六本木界隈の居酒屋を思い出したぐらいだ。

破竹、姫竹かな?と思っていたら、ちょっと違う。フキのような、たけのこのような。少し酸味があると皆がいう、そのシナチク的な食感も面白く思った。スカンポ、イタドリなど沢山の異名を持つらしい。
近所でゴンパチをくださる人、ゴンパチ料理を食べさせてくれる人、ゴンパチを話題にだす人々、皆それぞれがウキウキと親しみをこめ、その存在を慈しみ、と同時に春の訪れを喜んでいるのがわかる。とても愛されて大切にされている植物なのだなと感じていた。

しかしながら、自分で下処理をして料理するまでに5年ほどかかってしまった。なかなかハードルが高かったゴンパチ対応であった。どこにでもあるで〜と言われるが、ちょっと尊い存在なのだ、私からすると。

新宮ツアー前の下見でエミー・ワシズがゴンパチを持ってきてくれた!『先輩がたくさんくれたんや〜この前大辺路歩いた時欲しそうにしてたやろ?』嬉しいがどうやって下処理するかもわからず、教えてもらう。

別名イタドリは『痛みを取る』から来ているとも

先日、串本町古田にある『農家カフェ つくる』の南条紀子さんにお願いしていたカレー用の野菜を取りに伺ったところ、オーナーのお母さま 中谷美好さんが、それはもう鮮やかな手さばきで、ゴンパチの下処理をしてらした。

手際よくゴンパチの下処理をする中谷さん。熱湯だと煮崩れてしまうため、少しぬるめのお湯にさっと付けて皮を剥いていくとのこと。

翡翠色に、身も美しくできあがっていくゴンパチ。
自分が初めて下処理したものとはまさに雲泥の差。 ごめんね、ゴンパチ。わたしのところに来てすまなんだよ。。と 家に帰って水を取り替えながら彼らにあやまった。そしてさつま揚げと煮た。炊いた。食った。

中谷さんに処理や調理法を聞いていくと『ゴンパチは痛みを取る漢方薬でもある』様だ。どうも痛風などの膝の痛みなどに聞くらしい。君、すごいな!いろんなカタチで人を喜ばせる才能を持っているんだね♪。

『塩漬けにしておくと一年中食べられるのよ』とのこと。皮を剥いたあとに塩をまぶして保存するらしい。新しいゴンパチさんを入手したら、チャレンジしてみたいものだ。

やや痛々しい私のゴンパチ。でも美味しかった。ありがとう♡