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大門坂

串本のゲストハウス・南紀くまのいえのオカミ、ミッキー熊野ことヒラマツです!
古座駅近くで宿をやっているので、大辺路歩きや、那智山に行く予定の方のベースキャンプにも便利なロケーションです。ご興味有る方はお気軽にお問い合わせください。→こちら

わたしは数年前から熊野・那智ガイドの会に所属し、公式の那智山ガイドとして活動させていただいております。那智大社・青岸渡寺、そして那智の大滝がある大変有名な場所ですね。そして【大門坂】という石畳の熊野古道があります。実はここ、熊野古道の穴場かも…と思うことが多々ありますので、ご紹介したいと思います。(^o^)


まずは、大門坂がイチオシの理由をざっくりとあげてみますね!

https://nachikan.jp 那智勝浦観光サイトより

1.大門坂が熊野古道全体のメインビジュアルとして使われている

よし、熊野古道、歩いてみようか!と旅行を決めた時、もっとも有名で皆様がめざすのは熊野古道の【中辺路】ではないかと思います。熊野に関する旅行ガイドでもメインの古道ラインですね。
こちらは白浜空港や田辺駅をまで来て、そこを起点として、古道センターのある滝尻王子あたりから出発するのが定石だと思います。

その熊野古道歩きルートのイメージは地元でも強いのですが、那智の大門坂の熊野古道部分も実は中辺路にあたります!中辺路は長いですね♪最後の部分です。
そして世界遺産の登録指定されている場所です。歩くコースはいろいろとありますが、よく熊野古道のメインビジュアルになっているとても映えるポイントとなっているのです。

2.短い距離=650mで熊野古道の醍醐味を感じることができる

熊野三山のひとつである那智大社。そこと那智の滝をみるために、ついでに大門坂も歩こう!という人は、大門坂Pという場所に車を置き、そこから歩くコースが一般的です。駐車場からおよそ〇〇くらい歩くと本格的に大門坂が始まります。 ※途中県道沿いにある大きく『大門坂』とかかれたモニュメントは、まだ大門坂に入っていません(笑)

目印は最初に石の鳥居があり小さな橋がかかっているところから。そこからが古来から大門坂の始まりとされており起点と言われている石碑も建っています。その先には茶屋があり、夫婦杉という大きな二本の杉が並んで立っている間をくぐり抜けていきます。

目安となる石碑『一丁』のあたりまでくると最後の王子社『』が。一丁=108メートル有り、全部で6丁の行程。つまり約650メートルという短さで、熊野古道の濃いエッセンスが味わえるのです!

この前お客様にそう説明したら『えー650mも〜?』と言われました。500m以上歩けない方は面白くないかもしれませんね。(苦笑)

その650メートルの中には、ブラタモリの撮影場所や、那智の滝が初めて見えてくるポイントなど見どころがたくさん!

飽きない上に短い距離。これは熊野古道の長さにビビっている人にはおすすめです(笑)

3.駅・主要道からのアクセスが比較的よい

那智山に行くバスが紀伊勝浦駅から出発しており、日中は一時間に数本あります(これはすごいことなのですよ!都会に住んでいるみなさんw)。途中、那智駅も経由しますのでそこからでもOK!

速玉大社も新宮駅から歩ける距離なので、上手にJRの時刻表を読み込んで2つのお社制覇をめざすのも夢ではありません!うちのゲストハウスにいらしたお客様で(※車でアシストもしましたが)、三山を1日で制覇したワンデイクマノコンプリートさんもいらっしゃったので、お好みのスケジュールをたててみてくださいね。